【SDGsと私】「ソニー」のSDGs

あなたはSDGsについてどのくらい知っていますか?

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
持続可能な社会を目指すために、国連サミットで採択されました。17の目標と169のターゲットで構成されています。
開発目標の期間は2016年から2030年までの15年間。まさに次世代を担う私たちとは切っても切れない関係にあります。

今回は引き続き、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(SSS)から、”トリポーラス”の研究開発を支援している永井さえさんにインタビューし、SDGsについて伺いました。

会社紹介

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(SSS)
 ソニーグループの半導体部門を担う企業。

ソニー知的財産サービス株式会社(SOIP)
 ソニーグループの知的財産権に関する業務を担う企業。

ソニーグループ株式会社のHPはこちら

ソニーでのSDGsへの意識

ー 実際、ソニーで働いている方々はどれくらいSDGsを意識しているんでしょうか?

 そうですね。全体として高い意識を持っていると思います。元々、創業者の理念として、「社会に貢献できる会社でないといけない」というのがあります。さらに、2018年からは吉田社長が経営理念のひとつとしてサステナビリティが大切だと宣言しているんです。

 HPでも詳しく紹介していますが、環境負荷をゼロにするための目標を具体的に掲げています。我々研究開発の部隊や、営業や商品化をやっている人たちもその目標に向けて活動しているんです。

ー 社員の方々もSDGsを意識しながら働かれているんですね。

循環型社会の形成に貢献するトリポーラスおよびトリポーラス製品のライフサイクル

永井さんのSDGs

では、永井さん自身は個人的にSDGsについてどうお考えですか?

 個人的にもSDGsは大事だと思っています。私は子どもが二人いるんですが、そういった子どもたちの将来を考えると、今幸せなだけじゃなくて、この先もみんな幸せに暮らしてほしいと思うところがあります。そのために、個人的な心がけとしても大切にしていきたいです。

ー なにかSDGsに興味を持ったキッカケはありますか?

 まず、会社としてSDGsを意識していきましょうという声かけがあるので、そこから知っていくこともあると思います。個人的にはグレタさんの活動などが大きく取り上げられて、若い方でも意識高く活動している様子に刺激を受けました。

ー 最後にSDGsについて学生に伝えたいことはありますか?

 多分今働いているような私達世代に比べて、今の学生の方々のほうが子どもの頃から聞いていて意識が高いのかなと思いますので、そこはぜひ今後につなげていただきたいですね。

 今大人たちが一生懸命やっている事をベースにしなくても、自分たちの考えを持って、地球を良くしていくという観点で活動していただきたいと思っています。

編集後記

 今回は2回にわたり、”トリポーラス”を中心にソニーの皆さんにお話を伺いました。ソニーというとオーディオ機器やゲームのイメージが強いので、籾殻原料の新素材の開発が行われていると知らなかった人もいるのでは無いでしょうか?
 柔軟な発想で、グループ外の企業さんと協力しながら環境問題の解決へと取り組む様子に大変感銘を受けました。社会全体で環境問題に取り組むことで、ひとりでは成し得なかった大きな”変化”が起こせるのだと改めて感じた取材でした。
 実際にソニーが取り組む「環境負荷ゼロ」へ向けた目標はこちらです。更に詳しく知りたい方はご覧ください。
 衣類を始め、インテリアやボディケア用品でもトリポーラス配合のものが製品化されています。みなさんもぜひ手にとってみてください!